物語の第2回戦「少数決」で初登場したライアーゲームの福永ユウジは、相手を欺くためなら手段を選ばない冷酷な拝金主義者として描かれます。しかし、原作漫画と実写映像化作品の間には、キャラクター造形において決定的な違いが存在します。
原作におけるライアーゲームのフクナガの性別は、生物学的には男性でありながら女性の装いをするトランスジェンダー(ニューハーフ)の設定です。初登場時は「塚原悠」という偽名を使い、長髪の妖艶な女性として神崎直に近づきました。知能が高く、冷徹なリアリストとしての側面が強く押し出されています。
一方、実写ドラマ版では俳優の鈴木浩介が演じるにあたり、大胆なアレンジが施されました。ピンクや紫の鮮烈なジャケットに身を包み、マッシュルームカット(通称・フクナガのキノコ頭)と太縁メガネというビジュアルへ刷新。性別を超越したエキセントリックな怪人物へと昇華され、原作ファンをも唸らせる唯一無二のアイコンへと進化を遂げました。