減量や体型維持を目指す場合、どちらを選ぶべきかは個人の食習慣と消化能力によって答えが分かれる。現場でカウンセリングを行う管理栄養士の多くは、個々の「太る原因」に合わせた使い分けを推奨している。
噛む回数を自然に増やし、満腹中枢を刺激して過食を防ぎたい人には玄米が向いている。玄米特有のしっかりしたプチプチとした噛みごたえは、自然と一口あたりの咀嚼回数を20回から30回へと引き上げる。さらにビタミンB1が豊富に含まれるため、摂取した糖質をエネルギーへと効率よく変換する代謝サポート力も抜群だ。
一方で、食事のバリエーションや続けやすさ、お腹の張りやすさを気にする人には雑穀米が適している。特に普段から早食いの傾向があり、胃腸がそれほど強くない人がいきなり100%の玄米に切り替えると、消化不良を起こして挫折しやすい。白米に雑穀を大さじ数杯混ぜるだけのスタイルなら、無理なく抗酸化物質(ポリフェノールなど)やミネラルを補給でき、リバウンドを防ぎながら継続的な体重コントロールが可能になる。