なぜ毎年炎上?クソ物件オブザイヤー歴代大賞と業界の闇を徹底解剖

なぜ毎年炎上?クソ物件オブザイヤー歴代大賞と業界の闇を徹底解剖

なぜ毎年炎上?クソ物件オブザイヤー歴代大賞と業界の闇を徹底解剖についての最新情報をお届けします。

毎年のノミネート物件一覧を精査すると、事件は特殊な環境だけで起きているわけではないという不穏な真実に突き当たります。現代の建築トラブル事例まとめにおける主な類型は、以下の3つに集約されます。

第1に、都市部の狭小地・斜面地における無理な設計です。容積率や建ぺい率の限界まで床面積を確保しようとするあまり、隣地境界ギリギリに外壁を立て、給排水設備のメンテナンススペースすら確保できない物件が後を絶ちません。「新築時は見栄えが良いものの、10年後の大規模修繕が物理的に不可能」という、将来的なスラム化を運命づけられた企画が目立ちます。

第2に、木材利用・デザイナーズ建築の経年劣化トラブルです。脱炭素や意匠性の高さを売りにしたルーバー(羽板)や木製ファサードを採用したものの、わずか数年で雨水侵入による腐食やカビが発生し、改修費用を巡って管理組合と設計事務所が泥沼の係争に発展するケースが頻発しています。

第3に、開発規制逃れの脱法スキームです。民泊特区や簡易宿所、ワンルームマンション条例の網をすり抜けるため、書類上はファミリー向けと偽りつつ内部を極小のタコ部屋に分割する事例など、不動産業界トラブル事件簿に記載される事案の多くは、法の抜け穴を突く業者と行政のいたちごっこから生まれています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。