歯に黒い点があるのに痛くないのはなぜ?虫歯と着色の見分け方を徹底解説

歯に黒い点があるのに痛くないのはなぜ?虫歯と着色の見分け方を徹底解説

歯に黒い点があるのに痛くないのはなぜ?虫歯と着色の見分け方を徹底解説の背景について、最新情報を詳しくお届けします。

近年の歯科医療では、一口に虫歯といっても「見つけたらすぐに削る」という旧来の治療法から、可能な限り健全な歯質を残す「MI(Minimal Intervention=最小限の侵襲)」の概念が標準化されています。

エナメル質表面にとどまっている「C0」と呼ばれる初期段階の黒い点であれば、高濃度フッ素(1450ppm〜9000ppm)の塗布や、CPP-ACP(リカルデント)配合のペーストを用いたプロフェッショナルケアを行うことで、唾液中のカルシウムやリンを取り込み、再石灰化を促して削らずに進行をストップさせることが可能です。

万が一、削る治療が必要となった場合でも、レジン充填技術や接着システムの進化により、削る範囲はミリ単位で極小化されています。保険診療で行えるコンポジットレジン修復であれば、3割負担で1歯あたり約1,500円〜3,000円程度で即日完了し、天然歯に近い色調で修復できます。定期的な歯科検診を3〜6ヶ月に1回のペースで受診していれば、大掛かりな切削や高額な自費治療(セラミックやジルコニアなど)を回避できる確率が大幅に向上します。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。