ネット上の知恵袋やSNSで長年定期的に浮上するのが、「富士サファリパーク 歌手 誰」という疑問と、それに伴う「和田アキ子歌唱説」や「松崎しげる歌唱説」です。パワフルでハスキー、かつ地鳴りのような圧倒的ソウルフルボイスから、女性シンガーの和田アキ子氏やダイナミックな歌唱で知られる松崎しげる氏が歌っていると長年信じ込んでいた視聴者も少なくありません。
しかし、噂の真相を検証すると、実際にマイクの前に立ちあの強烈なシャウトを吹き込んだのは、アニメソング界の巨匠として知られる串田アキラです。『太陽戦隊サンバルカン』『宇宙刑事ギャバン』『キン肉マン』『トリコ』など、数多くの特撮・アニメ作品で魂の歌声を響かせてきた串田氏のボーカルワークが、猛獣の荒々しさとパークのスケール感を見事に具現化しています。
当時の音楽関係者の回想や本人のインタビューによると、レコーディングスタジオでは「もっとワイルドに、ソウルフルなシャウトを響かせてほしい」というオーダーを受け、一発録りに近い極めて高いテンションの中でテイクが重ねられたと伝えられています。R&Bやブラックミュージックに深いルーツを持つ串田アキラ氏だからこそ成し得た、唯一無二の歌唱表現でした。