昨今とは」いつからいつまで?目上に使えるか徹底解説

昨今とは」いつからいつまで?目上に使えるか徹底解説

昨今とは」いつからいつまで?目上に使えるか徹底解説とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

文面のトーンや相手との距離感、対象とする時間の長さによって、適切な昨今の類語・言い換えを選択できると、文章の洗練度は飛躍的に向上します。

  • 近時(きんじ):「昨今」とほぼ同義の硬い漢語。ニュース報道や学術論文、法的な抗弁書などで好まれるが、一般的なビジネスメールではやや堅牢すぎる印象を与える。
  • 今日(こんにち):「今日(きょう)」の改まった表現。「今日のグローバル市場」のように、広く現代全般を指す場合に有効。
  • 当節(とうせつ):「当節流行りの〜」などのように、「今の世の中」をやや批評的または風俗的に表す言葉。公的なビジネス文書よりはエッセイやコラム向き。
  • 現下(げんか):「目の前にある現在の状況」を指す極めてフォーマルな語。「現下の危機的状況」など、差し迫った現状を強調したい場合に用いる。

【プロの結論】使用すべき場面・慎重になるべき場面の判断基準

「昨今」を使うべきか否かの判断に迷った際は、以下のクライテリアに照らし合わせてください。

【向いているシチュエーション】
・自社の商品価格やサービス方針の変更理由として、客観的な市場背景(物価高、法改正など)を説明するとき。
・公式文書、プレスリリース、社外向け儀礼文書で、一定の格調を保ちながら現状に言及するとき。
・過去1〜2年程度の間で継続しているトレンドを取り上げるとき。

【慎重になるべきシチュエーション】
・相手個人の私生活や近況について尋ねたり言及したりするとき(「最近」や時候の言葉に言い換える)。
・昨日今日起きたばかりの突発的なトラブルを説明するとき(「先刻」「昨日」と具体日を指定する)。
・10年以上に及ぶ歴史的・構造的推移を論じるとき(「近年」「過去四半世紀」などに言い換える)。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。