インターネットの検索窓に社名を入力するとサジェストされる「やばい」というキーワード。この実態を多角的に取材・分析すると、主に3つの背景が浮かび上がってきます。
第1の要因は、建設業界特有の施工管理における業務負荷と残業時間です。同社は愛知県を中心とする東海圏の大型インフラやマンション建設を数多く手掛けており、現場監督は工期厳守の重圧、協力会社との折衝、天候トラブルへの対応に追われます。特に繁忙期の現場配属者からは「工期末期のプレッシャーは想像以上」という声が聞かれ、このハードな現場実態が誇張されてネット上で拡散された経緯があります。
第2の要因は、鉄道工事に付随する「夜間工事・不規則勤務」の存在です。名鉄グループの重要インフラを支える同社では、最終電車通過後から始発前までの限られた数時間に線路内工事や駅改良工事を実施します。昼夜逆転のシフトや土日対応が発生する部署があるため、ワークライフバランスを重視する若手社員の間でギャップが生じやすい構造が存在します。
第3の要因は、皮肉にも「業績や財務健全性が中堅ゼネコンの域を超えて良すぎる」というポジティブな意味での驚きです。自己資本比率の高さや手厚い株主還元、競合他社を凌駕する営業利益率の高さから、投資家や業界関係者の間で「手堅すぎてやばい」と評されるケースが少なくありません。