現在でこそトップYouTuberグループの一角として華々しい活躍を見せるぼんじゅうるですが、そのキャリアは決して順風満帆なものではありませんでした。かつては浅井企画などに所属し、舞台やライブを中心に活動するプロのお笑い芸人として長年にわたり下積みを経験していました。
しかし、芸能界の壁は厚く、生活のためにアルバイトを掛け持ちしながらも、芸人としてはなかなか芽が出ない苦節の日々が続きます。当時の心境について、本人は過去のトーク配信やインタビュー企画において「先の見えない不安と焦りの中で、自分には何ができるのかを自問自答し続けていた」と述懐しています。
そんな折、転機となったのが2016年前後のことでした。当時、モバイルゲーム『クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)』の実況で頭角を現していたドズル(現・株式会社ドズル代表取締役)の配信活動にアシスタントや共演者として参加したことが、すべての始まりとなります。
ドズルは、ぼんじゅうるが培ってきた「間」の取り方、状況を瞬時に言語化するコメント力、そして何より周囲を包み込む人間的な温かさにいち早く着目しました。単なるゲームの上手さではなく、「人間としての面白さ」を軸にしたエンターテインメントを目指していたドズルからの熱烈な誘いを受け、ぼんじゅうるは本格的にYouTubeの世界へと舵を切ることになります。この決断が、後に登録者数100万人を超えるドズル社の基盤を築く決定打となりました。