テレビ番組『サンデーモーニング』の名物コーナーで放たれる「喝!」のフレーズは、時に視聴者の間で物議を醸した。頑固で保守的な昭和の頑固親父というキャラクターが定着していたが、その過激とも取れる発言の裏には、彼自身が生き抜いてきた厳しい社会への危機感があったとされる。
メディアで見せる強硬な姿勢とは裏腹に、張本氏は在日コリアンの若者たちのキャリア支援や、日韓のスポーツ交流に陰ながら尽力してきた。自らの国籍を公表し、偏見に晒されながらも堂々と生き抜く姿を示すこと自体が、彼なりの社会へのメッセージだったのだ。