幼少期の山田涼介は、芸能界やアイドルに対してまったく興味を抱いていませんでした。当時の彼が情熱を注いでいたのは「サッカー」です。Jリーグの下部組織(湘南ベルマーレのジュニアユース)のセレクションに合格するほどの実力者であり、本気で将来プロサッカー選手になる夢を追いかけていました。
そんな彼の運命を大きく変えたのが、母親と姉の存在でした。KinKi Kidsのファンであった母と姉が、山田涼介に内緒で事務所へ履歴書を送付。書類選考が通過し、公開オーディションの案内が届いた際も、本人は「絶対に行きたくない」と激しく抵抗したといいます。
そこで家族が繰り出したのが、サッカー好きの少年の心理を巧みについた作戦でした。「オーディション会場に行けば、限定のワールドカップピンバッジを買ってあげるから」という甘い言葉で釣られ、山田少年は渋々会場へと向かいました。後に本人がテレビ番組などで「ピンバッジ欲しさに会場へ行ったら、気づけばここまで来てしまった」とユーモアを交えて振り返る、ファンの間でも語り継がれる有名なエピソードです。