東京都立松沢病院の評判と受診実態|初診予約から入院費用まで徹底解剖

東京都立松沢病院の評判と受診実態|初診予約から入院費用まで徹底解剖

東京都立松沢病院の評判と受診実態|初診予約から入院費用まで徹底解剖の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

日本の精神科医療史を語る上で、松沢病院の歩みは避けて通れません。その源流は、1879年(明治12年)に上野公園内に開設された「東京府癲狂院(とうきょうふてんきょういん)」に遡ります。その後、本郷区向ヶ丘、小石川区巣鴨駕籠町への移転を経て「巣鴨病院」となり、1919年(大正8年)に現在の世田谷区松沢の地へと移転し、東京府立松沢病院と改称されました。

近代精神医学の祖とされる呉秀三(くれ しゅうぞう)教授が院長を務めた時代には、患者を拘束していた檻(おり)の全廃や作業療法の導入など、人間的処遇への大改革が断行されました。「わが国十数万の精神病者は実にこの病を受けたるの不幸のほかに、この国に生まれたるの不幸を重ぬるものというべし」という呉秀三の遺した言葉は、同院の医療倫理の根底に今なお脈々と受け継がれています。

現在の松沢病院は、単なる精神科単科病院の枠を超え、精神疾患患者の身体疾患治療を行う「精神科身体合併症医療」の基幹病院としても機能しています。さらに、東京都指定の認知症疾患医療センターとして、早期診断・鑑別診断・BPSD(行動・心理症状)に対する集中的な治療プログラムを展開しています。

在籍する医師・精神科専門医の評判は学術界でも高く評価されており、精神保健指定医、日本精神神経学会専門医・指導医が多数在籍しています。また、国家資格である公認心理師や臨床心理士による心理検査・カウンセリング、精神保健福祉士(PSW)による退院支援体制など、多職種連携(チーム医療)の層の厚さは国内最高峰の基準を誇ります。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。