Q1:子どもがやたらと氷を食べるのですが、氷食症でしょうか?
A1:子どもの場合、単なる味覚の好奇心や体温の高さから氷を好むこともありますが、急激な成長期に伴って鉄分の需要が増大し、小児の鉄欠乏性貧血から氷食症を起こしているケースも珍しくありません。顔色が青白い、疲れやすい、集中力がないといった様子が見られる場合は、小児科で相談してください。
Q2:氷を食べ続けると、貧血以外にどんな悪影響がありますか?
A2:歯のエナメル質の破損や破折に加え、大量の氷によって胃腸が急激に冷やされ、消化酵素の働きが低下します。これにより胃もたれ、慢性的な下痢、栄養吸収効率の低下を招き、さらなる貧血の悪化という悪循環に陥る危険性があります。
Q3:氷を食べるのをやめたいのですが、我慢すれば治りますか?
A3:根性や意志の力で我慢しても根本解決にはなりません。氷を欲する衝動は脳内の酸素不足と鉄欠乏という生物学的異常に起因しているためです。原因となっている鉄分不足を医療機関の鉄剤などで治療すれば、我慢しようと意識しなくても自然と氷への欲求は消失します。