今回の品薄現象の背景には、いくつかの要因が複雑に絡み合っている。まず挙げられるのが、例年を遥かに上回る規模で日本列島を襲っている黄砂と、過去最大級とされるスギ・ヒノキ花粉のダブルパンチだ。気象庁のデータによると、今年の黄砂飛来量は過去10年で最多を記録。これに加え、呼吸器系に影響を与える微小粒子の飛散が重なり、普段はマスクを着用しない層までが買い求めに走った。
さらに、今春特有の激しい寒暖差も影響している。体調を崩す人が急増し、風邪予防としての需要も一気に跳ね上がった。結果として、予測を大幅に超えるスピードで店頭在庫が消費されることとなったのだ。