生理前の胸の張りや痛みが始まる時期には個人差がありますが、一般的には生理の3日前から10日前(排卵から約1週間後)にピークを迎えるケースが大半です。排卵後にプロゲステロンの血中濃度が急上昇する「黄体期中期」と重なっており、生理が始まってホルモン分泌量が急減すると、数日以内に嘘のように張りが引いていくのが典型的なパターンです。
一方で、「いつもはパンパンに張るのに、今月は全く胸が張らないのはなぜ?」と疑問を感じることもあるはずです。胸の張りの強さは毎月一定とは限りません。その月の精神的ストレス、過度なダイエット、睡眠不足、過労などによってホルモン分泌のバランスが崩れると、プロゲステロンの分泌量が減少し、胸の張りを感じにくくなります。
また、排卵が正常に行われていない「無排卵周期症」の場合も黄体ホルモンが十分に分泌されないため、胸の張りが起きないことがあります。たまに張らない月がある程度であれば体調の波として心配いりませんが、生理不順とともに胸の張りが完全に消失した状態が続く場合は、一度婦人科でホルモン値を測定してみると安心です。