古典的な神道思想の一方で、現在法人格を持って活動しているのが文部科学大臣所轄の宗教法人かむながらのみちです。教団の公式記録や宗教年鑑の調査によると、同会は1999年(平成11年)、新宗教団体「解脱会」の元最高幹部であった創始者・北川慈敬(きたがわ じけい)氏によって設立されました。
教団の歩みにおける最大の転機となったのは、2004年(平成16年)における山梨県北杜市小淵沢の「身曾岐神社」の取得・傘下入りです。同神社は能楽堂を備えた壮麗な神社建築で知られ、人気フォークデュオ「ゆず」の北川悠仁氏ゆかりの地としても全国的な知名度を誇ります。2026年の現在に至るまで、同神社での神事を軸に全国各地のかむながらのみち道場で教線が展開されています。
教団が掲げるかむながらのみちの教えは、神道と仏教(真言密教)が高度に融合した独自の体系です。大自然の絶対法則に随順することを基本理念としながらも、以下のような複合的な信仰形態を持っています:
- 主祭神「天五色大天空大神」:大気・宇宙の根源を司る神とされ、毎年5月5日の例大祭で中心的に祀られる。
- 真言密教の法と諸仏:宇宙の真理を象徴する「五智如来」や魔を打ち払う「五行不動尊」を重視。
- 解脱金剛の尊崇:解脱会の開祖である岡野聖憲を「解脱へと導く仏」として位置づけ、その霊統を継承。