昔の女優ヌードの真相|なぜ銀幕スターは脱いだのか?決断の舞台裏

昔の女優ヌードの真相|なぜ銀幕スターは脱いだのか?決断の舞台裏

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昭和の銀幕を彩ったスターたちや平成初期を駆け抜けたトップ女優たちが、なぜ服を脱ぎ捨てる道を選んだのか。その動機は一括りにはできません。そこには、映画会社の興行戦略、表現の自由を巡る警察当局とのせめぎ合い、そして女優自身のアイデンティティをかけた賭けが複雑に交錯していました。

昭和の映画黄金期が陰りを見せ始めた1970年代から1980年代、邦画各社はテレビの普及に対抗するため、劇場ならではの刺激を模索しました。その過程で、文芸作品の映画化に伴う昔の映画の濡れ場シーンは、演技派としてのステータスを獲得するための登竜門として機能し始めます。「脱ぐこと」が単なるエロティシズムの提供ではなく、人間の業や狂気を演じ切る本格派女優への通行手形と見なされた時代です。

その潮流が決定的な爆発を見せたのが、1991年の出来事でした。写真家・篠山紀信が撮影を手掛けた樋口可南子の写真集『water fruit』が、それまで厳しく取り締まられていた陰毛描写の境界線を事実上押し広げ、司法と警察の摘発基準を一変させます。そして同年11月、当時18歳でトップアイドルの座に君臨していた宮沢りえの写真集『Santa Fe』が刊行され、日本中に激震が走りました。

発売初日に書店へ長蛇の列ができ、最終的に累計発行部数150万部超という出版界の前人未到の記録を打ち立てた背景には、芸術と猥褻の境界線に対する国民的な議論がありました。「昭和の名女優が脱いだ真相」を探るうえで欠かせないのは、それが個人の露出行為にとどまらず、時代の閉塞感を打ち破る祝祭的なエネルギーと結びついていたという事実です。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。