Q1:3相回路のうちヒューズが1相だけ溶断した場合、切れた相だけ交換すればよいですか?
A1:いいえ、溶断していない残り2相のヒューズも含めて「3相すべてを同時に新品へ全数交換」することが鉄則です。1相が溶断するほどの過電流や突入電流が流れた際、健全に見える残り2相のエレメントも熱的ダメージを受けて劣化しており、後日突然断線する「もらい溶断」を引き起こす危険性が極めて高いためです。
Q2:高圧カットアウト(PC)と高圧交流負荷開閉器(LBS)は何が違いますか?
A2:高圧カットアウトは主に小〜中容量(一般に変圧器容量300kVA以下程度)の変圧器・コンデンサ個別の保護に用いられ、負荷開閉能力を持たない構造が主流です。一方、LBS(Load Break Switch)は定格負荷電流を安全に開閉できる消弧能力を持ち、限流ヒューズ付きのものは主遮断装置や300kVAを超える大容量設備の保護開閉器としてキュービクル主回路に設置されます。
Q3:フック棒でカットアウトを操作する際、どのような保護具が必要ですか?
A3:労働安全衛生規則に基づき、高圧用絶縁ゴム手袋、高圧用絶縁ゴム長靴(または絶縁シート上での作業)、および保護メガネ(フェイスシールド)の着用が必須です。また、操作器具であるフック棒は定期的な耐電圧試験に合格した絶縁性能が保証されているものを使用しなければなりません。