大阪都市圏の鉄道ネットワークにおいて、戦後最大級の北摂再編と評された北大阪急行の延伸事業。千里中央駅から北へ約2.5km軌道が伸び、終着駅となった箕面萱野駅と、地下構造の箕面船場阪大前駅が開業したことで、沿線の人の流れは劇的な変貌を遂げました。
2026年現在の運行形態は、平日・休日を問わず朝夕の通勤時間帯から日中、深夜に至るまで、ほぼすべての列車が御堂筋線直通運転を実施しています。新大阪、梅田、淀屋橋、本町、なんば、天王寺といった大阪を代表するオフィス街・商業エリアへ乗り換えなしで直結するシームレスな輸送体制は、かつてバスで千里中央駅へ向かっていた箕面市民にとって、まさに長年の悲願達成と言える環境です。
とりわけ終点の箕面萱野駅前には、広大なバスターミナルと大型商業施設「みのおキューズモール」が直結し、箕面市北部や山間部、豊能町方面からのアクセスハブとして強固な地位を築きました。一方の箕面船場阪大前駅は、大阪大学箕面キャンパスや箕面市立船場図書館、文化芸能劇場が駅直結でレイアウトされ、学術・文化拠点としての独自の街並みを形成しています。