サイドブレーキとPレンジの順番はどっちが先?故障を防ぐ正しい駐車手順

サイドブレーキとPレンジの順番はどっちが先?故障を防ぐ正しい駐車手順

サイドブレーキとPレンジの順番はどっちが先?故障を防ぐ正しい駐車手順についての真相をご紹介します。

大手自動車整備工場やロードサービス隊員の現場報告では、パーキングブレーキ故障の理由として「日常的な誤操作の蓄積」が上位に挙げられています。ネット上の知恵袋やSNSコミュニティでも、以下のような切実なトラブル相談が後を絶ちません。

「坂道のコインパーキングでPに入れて車を離れ、戻って発進しようとしたらシフトレバーがPからビクとも動かない。無理やり力を込めて引いたら激しい金属音が鳴った」という声は典型例です。これは坂道駐車時のサイドブレーキ手順を省略し、フットブレーキを先に離して車重をパーキングロックに預けてしまったことで、爪がギヤにガチガチに噛み込んでしまった状態です。

また、手動レバー式や足踏み式のサイドブレーキにおいて、引きが甘い状態でPレンジに入れるドライバーが非常に多い点も整備現場で指摘されています。ブレーキワイヤーは金属製であるため、経年劣化で少しずつ伸びが生じます。「カチカチ」というノッチ音が5〜7回程度鳴る適正位置まで確実に引き込まないと、制動力が不足して結果的にミッションへ負担が逃げてしまいます。

さらに寒冷地特有のリスクとして、「極寒期のサイドブレーキ凍結」があります。氷点下を大幅に下回る地域でサイドブレーキを強くかけたまま長時間放置すると、ワイヤーやブレーキパッドが水分によって凍結密着し、翌朝解除できなくなる事態が発生します。寒冷地での越冬駐車においては、輪留めを確実に設置した上で、AT車はPレンジ、MT車はギア入れのみで停めるという例外的な運用も知識として押さえておく必要があります。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。