競馬ファンの行動心理学的な観点から見ると、第1レースには特有の「認知バイアス」が働きます。多くのプレイヤーは「まずは朝イチで軍資金を増やしたい」という焦燥感を抱えやすく、競馬専門紙の印が集中している馬や、誰もが知る有名血統馬の単勝・複勝に安易に資金を投じがちです。
この結果、前走で掲示板(5着以内)に入った実績のある馬が実力以上に過大評価され、単勝1倍台後半から2倍台前半という極端な支持を集めます。しかし、未勝利戦における「前走4着」や「前走5着」は、単に相手関係が手薄だっただけのケースも多く、過信は禁物です。
逆に、ネットの掲示板やSNS上で見落とされがちな「前走芝で大敗したものの、血統的にコテコテの米国ダート配合である馬」や、「前走ダートで出遅れて上がり3ハロン最速をマークしていた馬」は、単勝10倍〜25倍前後の美味しいオッズで放置されます。大衆が前走の数字面だけで判断している隙を突き、適性の変化や舞台替わりによる激走を論理的に予測することこそが、長期的な回収率向上につながる核心です。