天然痘とはどんな病気か?恐ろしい致死率と根絶の真相、現代の脅威を暴く

天然痘とはどんな病気か?恐ろしい致死率と根絶の真相、現代の脅威を暴く

天然痘とはどんな病気か?恐ろしい致死率と根絶の真相、現代の脅威を暴くについて知っておくべき ポイントを分かりやすく解説いたします。

Q1:過去に腕に種痘を打った記憶がある高齢者は、現在でも天然痘に対する免疫が完全に残っていますか?
A1:完全な終生免疫が維持されているとは言い切れません。種痘による免疫力(液性免疫・中和抗体)は接種後5〜10年で徐々に低下し、数十年が経過した現在では発症自体を完全に防ぐことは難しいとされています。ただし、体内の細胞性免疫(免疫記憶)が一部残存しているケースが多く、万一感染した場合でも未接種者に比べて重症化や死亡のリスクは大幅に軽減されると考えられています。

Q2:一般の人が自分の意思で、病院に行って天然痘ワクチンを予防接種することは可能ですか?
A2:現在、一般の医療機関において個人が自発的に天然痘ワクチンを接種することはできません。天然痘はすでに自然界から根絶された疾患であるため、定期接種や任意接種の対象外です。国内で備蓄されている「LC16m8」などの天然痘ワクチンは国家の危機管理用(バイオテロ対策やエムポックスの濃厚接触者への緊急投与等)に厳重管理されており、平時に一般人が希望して接種を受けるルートは存在しません。

Q3:なぜエムポックス(サル痘)の流行対策として、天然痘ワクチンが使用されたのですか?
A3:天然痘ウイルスとエムポックスウイルスは、どちらも同じ「ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属」に属する非常に近縁なウイルスだからです。ウイルス表面の構造やタンパク質が酷似しているため、天然痘ワクチンによって作られた抗体がエムポックスウイルスをも強力に攻撃・排除する「交差免疫」が働きます。WHOや米CDCの研究データでも、天然痘ワクチンはエムポックスの発症予防において約85%の有効性を持つことが実証されています。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。