観光客が最も頭を悩ませるのが、「宇都宮みんみん」と「正嗣」のどちらに行くべきかという二者択一です。宇都宮餃子の草分け的存在である両店ですが、そのコンセプトと味わいには明確な違いが存在します。
まず大きな相違点はメニュー構成にあります。「みんみん」は焼き・水・揚げの3種類の餃子に加え、ライスやビールを揃えています。食事として定食感覚で楽しみたい方や、餃子をつまみに乾杯したい旅行者にはうってつけの環境です。一方の「正嗣」は、基本的に餃子専門店としての純度を極限まで追求しています。店舗によって異なりますが、多くの店舗で「ライスなし・ビールなし」、餃子(焼き・水)のみというストイックな提供スタイルを貫いています。純粋に餃子の味だけでお腹を満たすのが正嗣流の醍醐味です。
味わいの面では、「みんみん」が白菜の自然な甘みとごま油の風味を前面に出したマイルドで優しい口当たりであるのに対し、「正嗣」はニンニクとピリリと効いた生姜のスパイシーさが主張するパンチのある味わいです。タレをつけずにそのまま食べても具材の輪郭がはっきりと伝わってきます。
気になる混雑状況ですが、特に「宇都宮みんみん 本店」がある宮島町通り周辺は、休日になると1〜2時間以上の行列ができることも珍しくありません。みんみん本店では整理券システムが導入されている場合が多く、発券後は近隣を散策しながら待機することが可能です。正嗣宮島町店はテイクアウト専用になる期間もあるため、イートインを希望する際は事前に営業形態を確認してから足を運ぶのが賢明です。