なぜ、あれほど盛況だったシリアルコード機能は姿を消すことになったのでしょうか。その転換点は、Apple社が定めたApp Store Review Guidelines(App Store審査ガイドライン)の厳格化にありました。
当時、Apple社は「アプリ外の購入や特典付与によってゲーム内の機能・デジタルアイテムをアンロックする行為」を厳格に禁止する姿勢(ガイドライン第3.1.1項「In-App Purchase」関連)を急速に強めました。書籍の付録やリアルグッズの購入特典としてシリアルコードを配布し、それをゲーム内で入力させる商法が「Appleの課金決済エコシステムを迂回している」と判断されたのです。2015年夏、モンストはApp Storeから一時的にアプリが削除されるという異例の事態に直面し、業界に大きな衝撃を与えました。
この事態を受け、運営元(当時のXFLAG/現MIXI)はiOS版におけるシリアルコード機能の停止を余儀なくされました。当初はAndroid端末限定での継続や、ブラウザ上の外部入力窓口への迂回措置が取られましたが、OS間の不公平感やアカウント連携トラブル、さらにはコード転売を巡るトラブルが続発。最終的には、プラットフォームの公平性とセキュリティ維持を最優先とし、モンストシリアルコード廃止の理由として公式にアナウンスされたうえで、全プラットフォームにおいてシリアルコード入力フォームが閉鎖されるに至りました。