現在でこそ映像作品での活躍が目立つが、彼女の表現者としての原点は何と言っても舞台にある。本格的なミュージカルの世界に足を踏み入れて以来、過酷なボイストレーニングと演技の鍛錬を重ねてきた。特に代表作となった『メリー・ポピンズ』をはじめとする数々の本格大型舞台での演技は、観客のみならず演劇評論家からも極めて高い評価を獲得した。
ミュージカルというジャンルは、歌唱力はもちろんのこと、指先ひとつ、視線ひとつで数百人の客席の最後列まで感情を届ける肉体的な伝達力が求められる。舞台上で鍛え抜かれたその体幹の強さと発声の基礎こそが、現在の映像作品における揺るぎない存在感のバックボーンとなっているのだ。