非常に便利なQRコード共有ですが、設定の不備や配慮不足によってトラブルに発展するケースも報告されています。事前の対策で防げる代表的な注意点を押さえておきましょう。
1. アカウント名・個人情報の意図しない露出
Googleフォトなどの共有アルバムでは、写真をアップロードした人の「Googleアカウント名」やアイコン画像が他の参加者全員に公開されます。仕事用の本名アカウントやプライベートなアイコンが表示されることに抵抗を感じるゲストも少なくありません。事前の案内文で「Googleアカウント名が表示される仕様であること」を一言添えるか、匿名投稿が可能な30days albumやDropboxのファイルリクエストを採用するのがスマートな配慮です。
2. 誤操作による写真の削除・アルバムの改変リスク
全員に完全な編集権限を与えていると、操作に不慣れなゲストが他人の写真を誤って削除してしまうリスクが生じます。共有設定を行う際は、「写真の追加のみ許可」「既存写真の削除は不可」といった権限の制御ができるサービスを選ぶか、新郎新婦側で定期的にローカルストレージや外付けハードディスクへバックアップを保存しておく運用を徹底してください。
3. 式場内の通信環境(Wi-Fi)とデータ通信量への配慮
地下やコンクリート打ち放しの披露宴会場、電波の届きにくいリゾート地では、ゲストが動画や大量の写真をアップロードしようとして通信エラーになることがあります。会場にゲスト用Wi-Fiが用意されているか事前にプランナーへ確認し、Wi-FiのSSIDとパスワードをフォトサインに併記しておくと親切です。「ご自宅のWi-Fi環境から式後にゆっくりお送りいただいても大丈夫です」という一文を添えるだけでもゲストの負担を和らげられます。
4. アルバムの保存・ダウンロード有効期限切れ
無料プランのストレージサービスの中には、30日間など一定期間を過ぎるとアルバムが閲覧不可になったり、データが消去されたりするものがあります。挙式が終わった安堵感からダウンロードを後回しにし、気づいたときにはデータが消失していたという失敗談は後を絶ちません。式後1週間以内には全元データをパソコンやクラウドの本保存領域へダウンロード・バックアップするスケジュールを組んでおきましょう。