落語芸術協会と落語協会の違いは?昇太会長が率いる芸協の全貌

落語芸術協会と落語協会の違いは?昇太会長が率いる芸協の全貌

落語芸術協会と落語協会の違いは?昇太会長が率いる芸協の全貌の重要なポイントについて、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

落語芸術協会のルーツは、1930年(昭和5年)に設立された「日本芸術協会」に遡ります。当時の東京落語界における対立や再編を経て、五代目春風亭柳好や三遊亭金馬、桂小文治らが中心となり、落語協会の専横に対抗する形で旗揚げされました。その後、1977年に現在の「落語芸術協会」へと名称を変更し、2011年には公益社団法人の認定を受けています。

芸協の近代史において最大の功労者といえば、長年会長を務めた故・桂歌丸師匠です。テレビ番組『笑点』の顔として圧倒的な国民的人気を誇りながら、晩年まで酸素吸入器をつけて高座に上がり続け、古典落語の掘り起こしと協会の屋台骨を支え続けました。歌丸師匠は常々「落語は庶民の娯楽であり、寄席はお客様が笑って帰る場所」という理念を語り、敷居の低い開かれた協会づくりを推進しました。

2019年、歌丸師匠の遺志を継いで会長に就任したのが春風亭昇太師匠です。就任当時59歳という若さは話題を呼びましたが、昇太会長は持ち前の企画力と柔軟性を発揮し、YouTubeや公式SNSを活用した情報発信、若手落語家の積極的プロモーションなど、旧態依然とした興行界の刷新を果断に進めています。

中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。