日本テレビ系ドラマ『人間・失格』や台湾での主演ドラマなどで着実にキャリアを再構築していた加勢大周でしたが、2008年10月5日、事態は暗転します。東京都世田谷区の自宅マンションにおいて、覚醒剤取締法違反および大麻取締法違反(所持・栽培)の現行犯で関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕されたのです。
自宅からは覚醒剤や大麻リキッドだけでなく、クローゼット内で照明器具を用いた大麻草の栽培設備まで押収され、世間に大きな衝撃を与えました。逮捕直後から本人は事実関係を全面的に認め、取り調べに対して深く反省の弁を述べていました。
同年12月に行われた初公判において、加勢大周は傍聴席を埋め尽くした報道陣とファンの前で、自らの口で決定的な言葉を口にします。
「芸能界に未練はありません。ファンの皆様や関係者を裏切ってしまい、本当に申し訳ありませんでした。一から出直して、二度と芸能界には戻りません」
東京地裁は懲役2年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。多くの芸能人が不祥事の後も曖昧な休業にとどめ復帰を画策する中、加勢大周は裁判の場で自ら芸能界引退を宣言し、その言葉通り一切の表舞台から姿を消しました。