人的ミスによる出火だけでなく、設備の劣化や過負荷による事故も深刻です。特に警戒が必要なのが、電気設備の配線ショートや老朽化したコードからの発熱事故です。
全国の小中学校でタブレット端末を用いたICT教育が定着した現在、教室や保管庫内には膨大な数の充電コードや電源タップが密集しています。ここで発生しやすいのが、コンセントとプラグの隙間に溜まったホコリが湿気を吸って微小な放電を繰り返すトラッキング現象による火災です。
壁の内部に張り巡らされた屋内配線の被覆劣化、過電流によるブレーカー周辺の発熱など、肉眼では確認しづらい場所で進行するトラブルは、夜間や休日の無人時間帯に出火するケースが多く、大規模延焼を招く主因となっています。