2024年春の北陸新幹線延伸以降、福井県内の観光地は空前の賑わいを見せてきた。特に三国エリアは、東尋坊や温泉街とあわせた夏の超大型観光スポットとして関東や関西からのツアーが急増。今年の8月11日周辺の宿は数ヶ月前から満室状態が続いていた。
それだけに、今回の発表が地元経済に与える打撃は計り知れない。駅前の老舗旅館の店主は「新幹線効果で予約は順調そのものだったが、キャンセル電話への対応で頭が真っ白だ」と肩を落とす。オーバーツーリズム対策と交通規制の拡大に伴い、近隣住民からの騒音や不法投棄への不満も高まっており、観光客誘致の熱狂の裏で、地域インフラの受容能力が限界に達していた側面も否めない。