エクモとは、英語の「Extracorporeal Membrane Oxygenation」の頭文字を取った略称で、日本語では体外式膜型人工肺(たいがいしきまくがたじんこうはい)と呼ばれます。文字通り、患者の体外に人工の肺とポンプを設置し、ガス交換(酸素投与と二酸化炭素除去)と血液循環を代行するシステムです。
基本的な仕組みは、太いカニューレ(管)を首や太ももの太い血管に挿入し、体内の血液を一度外へ抜き出します(脱血)。抜き出した血液を人工肺の膜に通すことで、溜まった二酸化炭素を取り除いて高濃度の酸素を添加し、再びポンプの力で患者の血管へと戻します(送血)。
この一連の循環を毎分3〜5リットルというハイペースで絶え間なく行い、患者自身の呼吸や心臓の働きが著しく低下していても、脳や全身の臓器へ酸素を行き渡らせることが可能となります。