あごのトラブルは両側均等に起きるとは限りません。「顎の片側だけ痛い」「口を開閉するたびに耳の下あたりに違和感やジャリッという音がする」といった片寄った不調を訴える人は非常に多いです。
片側だけに症状が集中する主な理由は、日常的な「片咀嚼(いつも同じ側で噛む癖)」や頬杖、スマートフォンの持ち方などの姿勢の歪みです。歪んだ状態で強い噛み締めが加わると、片方の関節円板(あごのクッションの役割を果たす軟骨)に過度な負担が集中し、軟骨が前方にズレてしまいます。
耳の穴のすぐ前方には顎関節が存在するため、耳の下や奥に詰まったような違和感を覚えることもあります。このサインを無視して放置すると、あごの骨自体が変形したり、慢性的な神経痛を引き起こしたりするため、違和感を覚えた段階での早期対策が欠かせません。