お腹痛いのに出ない時の即効対処法と放置厳禁な危険サイン徹底検証の総合ガイドをお届けします。役立つ情報が満載です。
激しい便意と腹痛を引き起こす病態は多岐にわたり、それぞれ緊急度や取るべき対応が明確に異なります。救急外来や消化器内科における臨床データおよびガイドラインに基づく鑑別基準を以下に整理しました。
疾患・病態名詳細・数値データ一般的な基準・好発傾向編集部の見解・評価過敏性腸症候群(IBS)
けいれん性便秘日本国内の有病率は約10〜15%。大腸の局所的な過緊張によりコロコロ便や残便感が生じる。20〜40代の若年・勤労層に好発。精神的ストレスや過労で悪化。緊急性は低いが生活の質を著しく毀損。無理ないきみは禁物で、自律神経の調整と投薬治療が軸。腸閉塞(イレウス)開腹術後の癒着性が約50〜80%を占める。腸管通過障害によりガス・便が完全に遮断。腹部手術歴がある人に多いが、大腸癌による閉塞など高齢者にも多発。極めて高い緊急度。放置すれば腸管壊死や穿孔を起こすため、躊躇なく救急要請が必要。虚血性大腸炎突然の左下腹部痛から始まり、しぶり腹を経て数時間以内に下血へ移行する例が大多数。50歳以上、高血圧・糖尿病などの血管リスクや便秘症を持つ層に好発。激しい腹痛の直後に便意があるが出ず、その後に鮮血が出るのが特徴。即日入院管理が基本。直腸性便秘・糞便塞栓直腸内に数日〜数週間分の便塊が岩のように凝固。直腸壁を圧迫し持続的便意を誘発。高齢者、寝たきり患者、排便を我慢しがちな若年女性に頻発。自力排出が物理的に不可能な状態。浣腸や摘便による物理的解除を医療機関で行うべき病態。