2026年、60歳という大きな節目を迎えた彼女のスタイルは、日本のファッション界においても常に注目の的だ。年齢に抗う「アンチエイジング」の文脈ではなく、年齢を重ねたからこそ似合う上質なファブリックや挑戦的なシルエットを自在に着こなす。そのスタイリングには、確固たる自己美学が貫かれている。
雑誌のカバーやイベントで見せる彼女の装いは、単に高級ブランドを纏うだけのものではない。ヴィンテージとモダンを組み合わせたり、メンズライクなスーツをエレガントに着崩したりと、長年培われたセンスが光る。無理な若作りを排し、自らの身体と歳月を受け入れた上に成り立つ洗練された美しさは、新しい時代のエイジングのあり方を提示している。