楽しんごが芸能界を干された理由として、誰もが真っ先に思い浮かべるのが2013年に発覚した元付き人男性への傷害事件です。2014年1月、警視庁は元付き人に暴行を加え怪我を負わせたとして、傷害容疑で楽しんごを書類送検(後に起訴猶予処分)しました。当時報じられた「連日のビンタや腹部への殴打」「冷酷な暴力支配」という生々しいショッキングな見出しは、彼のタレント生命を瞬時に断ち切るに十分な破壊力を持っていました。
しかし、この暴行事件の真相には、単なる一方的な加害だけでは片付けられない複雑な背景が存在していました。事件発覚後、楽しんご側は元付き人から「暴力の事実を公表されたくなければ金を払え」と脅迫され、実際に現金100万円余りを脅し取られていたことが判明。元付き人側も恐喝容疑で逮捕・起訴されるという異例の泥沼劇へと発展したのです。
もちろん、いかなる理由があろうとも暴力を行使した事実は弁解の余地がありません。しかし、密室で繰り広げられた人間関係の衝突と金銭トラブルという実態は、単なる「芸能人のパワハラ」の枠を超えた、共依存的な愛憎劇の果てに生じた破滅でした。この一件によってスポンサーや民放各局は一斉に撤退し、吉本興業とのマネジメント契約解消へと追い込まれることになりました。