トヨタ全固体電池の実用化はいつ?無理と言われた真相と最新計画

トヨタ全固体電池の実用化はいつ?無理と言われた真相と最新計画

トヨタ全固体電池の実用化はいつ?無理と言われた真相と最新計画の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

トヨタが開発を進める全固体電池がゲームチェンジャーと呼ばれる理由は、その圧倒的なスペックにあります。現行の主力EVに搭載されている液体系リチウムイオン電池と比較すると、エネルギー密度、充電速度、熱安定性のすべてにおいて次元の違う性能を誇ります。

項目現行リチウムイオン電池(液体系)トヨタ全固体電池(第1弾:2027〜2028年)将来展望・第2弾(2030年以降)航続距離(WLTCモード目安)約500km〜650km約1,000km〜1,200km(現行比2倍)約1,400km〜1,500km目標急速充電時間(SOC 10%→80%)約30分前後約10分以下約10分以下(超高出力充電器対応)電解質の性質と安全性可燃性の有機液体(発火リスクへの熱制御必須)不燃性の固体電解質(耐熱性・耐圧性に優れる)不燃性・極限環境耐性推定製造コスト(kWhあたり)基準価格(低価格化が進展)現行比2〜3倍程度(初期少量生産のため高コスト)量産効果により現行液体系と同等以下へ

航続距離が1200kmに達することで、東京から福岡まで無給油・無充電で走破できる計算になります。さらに充電時間がガソリンスタンドの給油と大差ない10分程度へ短縮されるため、EV普及の最大のネックとされてきた「充電待ち時間による渋滞」や「航続距離の不安(電欠恐怖)」は過去のものとなります。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。