AKB48グループの象徴的な方針として知られていた恋愛禁止ルール。数多くの人気メンバーが週刊誌報道や写真流出によってペナルティを受け、あるいは釈明に追われるなか、渡辺麻友はそのルールを一度たりとも逸脱しませんでした。12歳で第3期生として加入してから2017年末の卒業、そして2020年の電撃引退まで、異性関係のスキャンダルは文字通りゼロ件です。
ファンの間では「CGアイドル」「アイドルサイボーグ」と称されるほど、理想のアイドル像を演じ切ることに自己の青春を捧げていました。当時の密着ドキュメンタリー番組や手記において、彼女自身が「アイドルとしての自分を裏切るような行動は絶対に許せない」という趣旨のストイックな心情を明かしていたことは広く知られています。プライベートの自由を完全に犠牲にしてでもファンの期待に応え続けた姿勢こそが、彼女のキャリアの根幹にありました。
そのため、ネット上で定期的に浮上する「熱愛発覚か」というトピックは、実態を伴うスクープではなく、むしろ「あの渡辺麻友に浮いた話はないのか」という世間の純粋な好奇心や願望が先行して拡散されたケースがほとんどです。