平塚駅から徒歩圏内という絶好のロケーションに誕生した本施設は、計画段階から「地域密着」と「広域集客」の二兎を追う野心的な試みとして注目を集めていた。結果としてその狙いは見事に的中した。生活に必要な食料品や日用品の調達はもちろん、行政サービスや医療、フィットネスといった多角的な生活インフラがワンストップで完結する利便性が、周辺住民の足足を完全に掴んでいる。
「ここに来れば日常の用事がすべて片付くし、子供を安心して遊ばせられる」と語るのは、平塚市内に住む30代の主婦だ。近隣のライバル施設が衣料品や雑貨の物販を中心とした旧来型の店舗構成に苦戦する中、日々の暮らしに深く根ざした滞留型の空間づくりへと早くから舵を切った判断が、開業10年目を迎えた今、確固たる差となって表れている。