神奈川カントリークラブは、東コース・西コース・南コースの計27ホール(各9ホール、パー36)で構成されています。全体の総距離はレギュラーティから換算すると比較的短めに設定されていますが、数字上の距離だけで安易に判断すると手痛い洗礼を受けることになります。
実際に現地でラウンドしたプレーヤーが口を揃えるのは、「ダイナミックな打ち下ろしと急激な打ち上げ」「視界を遮るブラインドホールの多さ」です。山の斜面を巧みに利用した設計となっており、ティーグラウンドに立った瞬間、フェアウェイが極端に狭く感じられるホールが連続します。サイドに広がる豊かな自然林は、少しでも曲げれば即座にOBやロストボールとなるペナルティエリアとなっており、ゴルファーに強い心理的プレッシャーを与えます。
特に難易度を引き上げている要因として、以下の3点が挙げられます。
- 着弾地点の傾斜(アンジュレーション):ナイスショットに見えても、フェアウェイの傾斜でボールがラフや崖下へ転がり落ちるケースがある。
- 谷越えとプレッシャーホール:東コースや西コースに見られる谷越えのティーショットでは、メンタルコントロールと確実なキャリーが必須となる。
- 砲台グリーンと傾斜の強い芝目:グリーン面が見えないアプローチや、奥につけるとノーチャンスになる下りのパッティングが待ち構えている。
「トリッキー」と評される本質は、単にコースが狭いだけでなく、「平らなライから打てるセカンドショットが極めて少ない」点にあります。足場の傾斜に対応したスイング技術と、落とし所を逆算した正確なクラブ選択ができないプレーヤーにとっては、極めて難易度が高いコースに変貌する構造となっています。