『転生したらスライムだった件』のパワーバランスは、単なる魔素量(EP:存在値)の多寡だけで決まるほど単純ではない。究極能力(アルティメットスキル)の権能の相性、精神生命体としての格、そして数万年におよぶ戦闘経験値が複雑に絡み合う。
頂点に君臨し続けるのは、原初の赤「ギィ・クリムゾン」と最古の魔王「ミリム・ナーヴァ」の二柱だ。ギィの持つ『傲慢之王(ルシファー)』および神智核の演算能力は相手の権能を瞬時に模倣・適応し、ミリムの『憤怒之王(サタナエル)』は無尽蔵に魔素を生成し続ける永久機関として機能する。この二人に並び立つのが、精霊女王の真の姿を取り戻しつつあるラミリスや、時間跳躍を操る勇者クロエ・オベールだ。
中位から上位にかけては、覚醒魔王となったリムル、暗黒皇帝へと至るダグリュール、吸血鬼の真祖ルミナス・バレンタインがひしめく。特にダグリュールは神機融合により魔王の枠組みを超えた破壊神へと変貌を遂げ、物理・魔法双方を無力化する絶対的な質量攻撃で盤面を制圧する。各陣営が隠し持つ切り札の開示とともに、序列は刻一刻と変動している。