夜景の持つ圧倒的な引力は、観光地にとどまらず映像エンターテインメント産業をも強く牽引している。その決定打となったのが、青山剛昌原作の人気シリーズ劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』だ。函館の夜景や五稜郭を舞台にした重厚なアニメーション・ミステリーは、記録的な大ヒットを打ち立てた。
劇中で緻密に描かれた夜のパノラマと歴史ロマンの融合は、作品ファンのみならず幅広い層の旅情を強烈に刺激した。スクリーン越しに放たれた美しい光の描写は、函館の街を「一度は訪れるべき特別な場所」として再定義したといえる。