ピザというモチーフがアートの文脈で語られる歴史は意外にも深い。20世紀半ばのポップアート運動において、日常の消費財を作品へと昇華させたアンディ・ウォーホルらのアプローチは、後の視覚文化に大きな影響を与えた。
80年代から90年代にかけては、アメリカのアニメ作品『ミュータント・タートルズ』が大ブームを巻き起こす。劇中で大好物として描かれたアツアツのピザは、若者文化やサブカルチャーの象徴として世界中の若者の記憶に深く刻まれた。
こうしたカルチャーの変革は、現代のグラフィックデザインにも強いインスピレーションを与え続けている。レトロなコミック調のイラストや、ストリート感漂うビジュアル表現は、アパレルブランドや音楽イベントのポスターでも根強い人気を誇る。