近年、20代から40代を中心に圧倒的なトレンドとなっているツイストスパイラルや波巻きパーマ、スペインカールなどにおいて、メンズパーマのスタイリング剤オフはとりわけ深刻な問題として浮上している。メンズサロンでは仕上げにファイバー系ハードワックス、グリース、ハードスプレーを大量にレイヤードすることが一般的であるためだ。
大手クチコミサイトやSNS、知恵袋に投稿されたユーザーの声を分析すると、次のような現場のリアルな悲鳴が浮き彫りになる。
「美容室で『今日はシャンプーしないで』と言われたので我慢して寝たら、翌朝スプレーで固まった毛束が枕と擦れてボサボサに絡まり、手ぐしも通らない大惨事になった」(20代男性・会社員)
「整髪料のベタつきに耐えかねて普通にシャンプーで2度洗いしたら、翌週にはロッドで巻いたリッジが消えてしまい、1万5000円の施術費が無駄になった」(30代男性・公務員)
都内の有名メンズサロン代表スタイリストは、現場の取材に対してこう証言する。「メンズのお客様でパーマの持ちが悪いと訴える方の約6割は、施術当日の不適切なセルフケアが原因です。ハードワックスやスプレーを固めたまま眠ると、就寝中の寝返りによる物理的な摩擦でキューティクルが剥離します。逆に強力なシャンプーでゴシゴシ擦るのもアウト。メンズこそ、コンディショナーを多めに手にとってワックスを油分で溶かし出し、優しく流すステップが不可欠です」。