日本における毛深いキャラクターの金字塔といえば、1973年の番組放送開始以来、国民的スターとして君臨するムックを置いてほかにない。子供番組『ひらけ!ポンキッキ』から誕生した彼は、相棒のガチャピンとともに幾多のメディア変acenを乗り越えてきた。
長年彼らのIPを管理・展開してきたフジテレビKIDSの戦略は、実に先進的だった。ムックの頭部にあるプロペラは「暑さに弱いため体を冷やすためのファン」という緻密な設定を持ち、彼の全身を覆う赤い毛皮も北極近くの寒冷地出身というストーリーを裏付けている。こうした徹底した世界観の構築が、単なる着ぐるみの枠を超えた実在感を視聴者に与え続けている。