手元のわずかな動きで完成する立体アートは、動画プラットフォームとの相性が極めて高い。YouTubeでは「10秒で折れる箸置き」といったショート動画が何百万回も再生され、Instagramではハッシュタグを介して世界中のユーザーが自作の作品を投稿し合っている。
海外からの旅行者にとって、日本の飲食店で体験するこの細やかな手仕事は強烈な体験だ。「紙一枚でこれほど美しい道具が作れるのか」という感動が、SNSを通じてグローバルに拡散している。かつては居酒屋の一角で見られたサラリーマンの小技が、今や世界的なカルチャーコンテンツとして浸透しているのだ。