結論から言えば、市販の風邪薬とロキソニンを自己判断で同時に飲む行為は極めて危険だ。多くの人が見落としがちだが、いわゆる総合感冒薬の多くには、すでに発熱や痛みを抑える成分が含まれている。そこにロキソニンを追加すると、解熱鎮痛成分の過剰摂取につながる。
特に警戒すべきは消化管出血や急激な腎機能低下だ。胃粘膜を保護するプロスタグランジンという物質の生成が抑制されることで、激しい胃痛や吐血、場合によっては潰瘍穿孔に至る。熱を早く下げたい一心で複数種類の薬を飲んだ結果、かえって身体を破壊することになりかねない。
もし誤って同時に服用してしまった場合は、直ちに追加入用を止め、水分を補給して安静を保つ。胃の不快感やめまい、尿量の減少といった異変を感じた際は、直ちに医療機関を受診すべきだ。