時代の変化とともに、マルコメのビジュアル表現も進化を遂げていく。実写の少年モデルに代わって大きな話題を呼んだのが、「料亭の味」アニメCMシリーズだ。
短編アニメーションCMでありながら、映画並みのクオリティと緻密な人間ドラマを描いたこのシリーズは、視聴者の涙を誘い、爆発的な反響を呼んだ。家族の絆や上京した若者の葛藤、母の味への哀愁を丁寧に紡ぐストーリーは、実写のマルコメ坊主が築いた「家庭の温もり」というブランドコアを見事に現代的にアップデートしてみせた。
アニメという表現手法を用いることで、年代や言語の壁を超え、感情の共鳴を生み出すことに成功したのである。