運動物理学と人体解剖学の観点から見れば、肩幅の視覚的インパクトを左右するのは三角筋の中部線維(Lateral Head)の体積である。前部・中部・後部という3つの頭から構成されるこの筋肉群において、側方へ大きく張り出す作用を持つのは中部線維にほかならない。
ここで重要なのは、肩関節の外転動作(腕を横に開く動き)における主動作筋としての役割だ。上腕骨が体幹から約30度から90度にかけて開く際、三角筋中部の筋線維は最も強い収縮力を発揮する。この物理的特性を理解し、対象筋が収縮しきる位置で最大の抵抗がかかるようトレーニング機器をセットアップすることが、側頭部の圧倒的な厚みを生み出す。