2012年に生活の拠点をイギリスへ移してから、10年以上の歳月が流れた。ギタリストである夫の布袋寅泰とともに選んだロンドンでの生活は、刺激的な音楽シーンと穏やかなプライベートが同居する理想的な空間だ。大都会の喧騒から少し距離を置いたことで、彼女の表情には一層の深みと余裕が生まれ、音楽制作へのインスピレーションも絶え間なく湧き出ているという。
海外での暮らしにおいては、一人の人間として、そして母親としての素顔を取り戻す時間も大切にされてきた。街角のカフェでくつろぐ姿や、家族との温かな語らい。そうした何気ない日常の蓄積が、アーティストとしての表現力や唯一無二の佇まいに生きている。