初心者が直面しやすい失敗は、列が曲がって隙間ができることや、作業中に接着面を長く露出させて埃が付着し、粘着力が弱まるケースだ。これらを防ぎ、出来映えを劇的に引き上げるプロの裏技が「市松模様貼り」と呼ばれる手法だ。一列ずつ順番に並べるのではなく、一マス飛ばしの格子状にビーズを置いた後、その間を埋めていく。ビーズ同士がカチッと嵌まり込み、吸い付くように真っ直ぐ揃う。
もう一つの裏技は、下から光を照らす薄型LEDライトパッドの導入だ。キャンバス裏から光を透かすことで微細な記号が一目瞭然となり、目の負担を抑えつつ正確な配置が可能になる。作業の区切りには、面圧着用のローラーや厚手の手袋を付けた手で上から適度な圧力を加える。ビーズの浮きが消え、光の反射が均一になるため、目を見張るような光沢と完成度が手に入る。