冷凍したほうれん草を解凍した際、「繊維がスカスカでパサパサする」「冷凍庫の霜がついて不快な臭いがする」という失敗に直面することがあります。この現象の正体は、水分の過剰な絞りすぎと冷凍焼け(乾燥・酸化)です。
水分を親の仇のように強く絞り切ってしまうと、植物の細胞壁が破壊され、解凍時に旨味を含んだ水分が一気に流出してパサパサになります。水気は「優しく握って水滴が垂れない程度」に留め、表面に残った余分な水滴だけをキッチンペーパーで軽く押さえるのがベストです。
小分けにしたほうれん草(1食分30〜50g程度)をラップで空気が入らないようピッチリと包んだ後、ジッパー付き保存バッグに平らに並べて空気を徹底的に押し出して密閉します。金属製のアルミトレイの上に置いて冷凍庫に入れると、急速冷凍がかかり細胞破壊を最小限に防ぐことができます。美味しく食べられる冷凍保存期間の目安は約3〜4週間です。